米歌手で女優のバーバラ・ストライサンド(75)が、昨年14歳で亡くなった愛犬のクローンを作り、誕生した2匹の子犬を飼っていることを告白した。

 米バラエティ誌のインタビューで明かしたもので、愛犬サマンサの口と胃から採取した細胞を使い、バイオレットとスカーレットの2匹が誕生したと明かした。「(サマンサとは)違う個性を持っている」とストライサンドは語っているが、クローン犬である2匹は見た目が全く同じため、見分けがつくようにと赤と紫の服を着せたと言う。「成長が楽しみ。サマンサの茶色い目とまじめな性格を持っているか分かると思うわ」と語っている。

 芸能情報サイトTMZによると、ペットのクローンを作るには約10万ドルの費用がかかるというが、近年は愛犬をクローンで蘇らせたいという希望が多いという。しかし、ストライサンドが愛犬のクローンを作ったことに対し、道理や道徳に反するとの意見も多数寄せられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)