5月に挙式する予定の英ヘンリー王子(33)と米女優のメーガン・マークルさん(36)だが、エリザベス女王(91)が正式に2人の結婚に同意したことがわかった。

 エリザベス女王は14日、バッキンガム宮殿での会合の後、「最愛の孫であるヘンリー王子と、レイチェル・メーガン・マークルの結婚の取り決めに同意することを宣言します」との声明を発表した。英王室では数百年間にわたり、英国王ジョージ2世の子孫は君主による結婚の同意を得るという決まりがある。

 ヘンリー王子の王位継承順位は父のチャールズ皇太子、兄のウィリアム王子、甥のジョージ王子、姪のシャーロット王女に次いで、5番目となっている。ヘンリー王子とマークルさんは5月19日、ウィンザー城にあるセント・ジョージ教会にて挙式を行う予定となっている。

 エリザベス女王は12日、ロンドンで行われた英連邦記念日のイベントで初めて、マークルさんと共に公の場に姿を見せており、ヘンリー王子、ウィリアム王子、キャサリン妃も出席。次期プリンセスのマークルさんにとって、初の公務となった。

 ヘンリー王子は昨年11月、マークルさんとの婚約を発表。英BBCテレビのインタビューで、マークルさんがすでにエリザベス女王と何度か会っていることを明かした。(ニューヨーク=鹿目直子)