有吉弘行(43)と古舘伊知郎(63)が、日本テレビ系で24日放送の「有吉大反省会2時間スペシャル」(午後9時)で、有吉が猿岩石時代の96年に同系で放送された「おしゃれカンケイ」以来、約20年ぶりに共演した。

 番組冒頭、有吉は、「私は本日のゲストに古舘伊知郎がいることをめんどくさいなと思っていることを反省しております」と吐露した。一方、反省人のひな壇に、おとなしく座る古舘の違和感に、有吉反省会メンバーも緊張ぎみだった。

 2人には15年に因縁が生まれていた。ピース又吉直樹が「火花」で芥川賞を受賞したことに対し、古舘はテレビ朝日系で同7月16日に放送された「報道ステーション」の中で「芥川賞と本屋大賞との区分けがだんだんなくなってきた感じがするんですけどね」などと発言し、それに対し、一部で批判が起こった。有吉は同19日に放送された「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(日曜午後8時)の番組内で「古舘さんが生意気なこと言って、たたかれてるんでしょ?」、「何で、あんなこと言っちゃうのかな!? 芸人相手だから『皮肉でも言ってやろう』って思ったんだろうな」「『スゴいですね』って言っていれば簡単な話なのにな」、「スゴいですよね、古舘『先生』も」などと批判的な論調で評していた。

 古舘は「有吉大反省会2時間スペシャル」の中で、10年以上前にテレビ朝日の廊下で有吉とすれ違った時のエピソードを明かした。有吉は当時、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気で、1番忙しい時期だったが、古舘に向かって「どうもご無沙汰しております」とあいさつしたという。古舘は「この人油断ならない」と感じ、今思えば、これが有吉の大定着の極みだったと話した。その上で、古舘は有吉の前で「お店を予約する時に、『私、司会の古舘伊知郎ですけれども…』とアピールし過ぎることを反省しに参りました」と言い、反省文を読み上げた。お店に対して、少し有利に入れないかという自分の嫌らしさに気づきつつも、無意識に言ってしまうという。

 その後、トークは「古舘が何でも実況してしまう」という話題に。古舘は20代の頃、女性とバーで2人きりで飲んで、そのままラブホテルに誘おうという動きを、女性の前で全て実況してしまい、女性は怒って帰ってしまったという。

 そんな弾丸トークの古舘節に、有吉もたじたじで、ついに「芸能界、辞めないですか?」と言い放ってしまい、古舘に「やめる気ゼロです!」と一蹴されてしまう。そんな古舘に、衝撃のみそぎが…その先は、番組の中で明らかになる。