元SMAPの稲垣吾郎(44)草なぎ剛(43)香取慎吾(41)が出演するオムニバス映画「クソ野郎と美しき世界」(4月6日公開)の公開に合わせ東京・帝国ホテルの商業施設「帝国ホテルプラザ」で期間限定の「POP UP SHOP」(4月20日)が営業中だ。連日、整理券が早々になくなるくらい大盛況だという。映画の世界観を再現したという店内は前衛的でまるでアート展のような会場で作品への興味が尽きない雰囲気となっている。

 一方、映画は、関係者向けの試写会がないという異例の作品だ。香取によると、「試写会がないっていうか、完成していないっていうか」ということが原因らしい。そんな中、24日に予告編が公開された。独立後、サプライズの連続でファンらをくぎ付けにしてきた3人らしい予告編だ。

 予告編では、オムニバスを構成する4つの作品が次々と映し出されていく。稲垣が出演する園子温監督の「ピアニストを撃つな!」、香取が出演する山内ケンジ監督の「慎吾ちゃんと歌喰いの巻」、草なぎが出演する太田光監督「光へ、航る」、それぞれ独特の世界観が映像からにじみ出ている。

 そして、最も異彩を放っているのが3人が出演する4つめの作品である児玉裕一監督の「新しい詩(うた)」だ。3人の物語が交差するストーリーだというが、ミュージカル風ということで予告編では、舞台風のセットと香取のミュージカル風な歌声が流れる。どんな作品なのか全く想像がつかない。

 担当記者としては、一刻も早く内容を知っておきたいところだが、どうも、そういう訳にはいかないらしい。公開を待って映画館に足を運ぼうと思う。

※草なぎのなぎ=弓ヘンに前の旧字体その下に刀