NHKは27日、デーモン閣下がEテレのアニメ番組で自身の肖像を無断使用されたとして、15日付のブログで「誠実な対応を求める」と記した問題で、番組公式サイトで謝罪した。

 問題の番組は2月28日放送の「ねこねこ日本史」(水曜午後6時45分)。デーモン閣下をイメージさせるキャラクター「デーモン風高杉」を登場させていた。デーモン閣下は「名前も含めて明らかに吾輩の姿の無断使用」と指摘。「心身の損害を被っている」と怒りをあらわにしていた。

 この日の番組公式サイトでは「高杉晋作のキャラクターが、デーモン閣下を直接的に意識させる顔の模様及び扮装(ふんそう)をして西洋諸国との条約締結交渉に臨み、大音量でロックを奏でて交渉をまとめるという表現がとられていました」と28日の放送内容を説明。その上で「本来であれば、同キャラクターに上記顔の模様及び扮装を施した上で登場させること及び演出方法について丁寧に相談等しながら進めるべきところ、これを欠いたことにより、デーモン閣下、関係者の皆様に大変ご迷惑をおかけしました。皆様に深くおわび申し上げるとともに、今後このようなことが無いよう、一層留意してまいります」と謝罪した。