ものまねタレント清水アキラ(63)が5日、東京・三越劇場でものまねコンサート「昭和を飾ったあの人この人 そして、、、、」を行った。

 昨年10月、覚せい剤取締法違反(使用)罪で逮捕された三男良太郎(29)が同12月に懲役1年カ6月、執行猶予3年の判決を受けて以来、初のコンサートとなった。

 「できればせがれと同じ舞台に立ちたかったな」と本音をこぼしつつも、「2度と一緒に同じステージを踏むことはない」と宣言した。取材陣から「世間の信用を得ても立つつもりはないのか」を聞かれたが、「死ぬまでないと思う」と言い切った。「本人が芸能界に復帰できたとしても、(私と一緒に舞台に立つことは)ひとつも考えていない。(自分も)2度とそういうことをするつもりはない」と沈痛な面持ちで語った。

 「世間を騒がせて信用がないし、家族にも信用がない。まず、家族の信用を得るために一生懸命、がんばっていると思います」と現状を話した。また「家族として協力していくことは怠らない」と続け、親心をのぞかせた。

 コンサートのMCでは、子育ての話しもした。「お前がいうなという感じもありますが、お客さんは笑ってくれた。私だからこその笑いだと感じた」とほほ笑んだ。清水にとって新しい出発となるコンサート。「できれば、このコンサートで全国を回りたい」と力強く語った。