乳がんのために左乳房を全摘出、リンパ節を切除する手術を受けたと元SKE48でタレントの矢方美紀(25)が、乳がん発覚から手術に踏み切るまでの葛藤を明かした。

 矢方は16日放送のTBS系「ビビット」にVTR出演。昨年12月に左胸にしこりを見つけ、周囲に相談して病院を受診したという。検査の結果、今年1月に乳がんが判明。「まさか自分が言われると思ってなかったので、ショックというか、受け止められなかった」と当時の心境を明かした。

 病気を公表するか悩み、「本当は言わないつもりでいて、家族にもあまりこの病気については話もできなかった。1人で考えて泣いちゃったりしたこともあります」と、1人で抱え込んでいたという。左乳房を全摘出する方法を選んだことについては「ほかの治療でちょっとずつ良くしていくという方法もあったんですけど、やっぱりずっとここに悪いものがいるっていうのが、今後仕事をする時にも自分の中で気になっちゃうのかなって思ったのと、今、医療は進んでいるので、全部取っちゃったとしてもまた再建という形で作ることは出来るという話を聞いて、全部1回取ってからまた作って病気を治していこう」という思いからだったという。

 今月2日に手術を受け、同13日に初めて公表した矢方。「(ファンを)悲しませてしまったりしたことが申し訳ないなっていう思いがあるので、いつか笑い話にできるように明るくいきたいと思います」と前向きな気持ちを語った。