沖縄で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」で21日、地元・沖縄出身の女優黒木メイサ(29)が映画「タイタニック」の舞台あいさつに出席した。

 「マイ・フェイバリット・ムービー」と銘打ったイベントで「タイタニック」のファンの黒木は「初めて映画館で映画を見たのが『タイタニック』でした。しかも、この会場のミハマ7プレックスで見ました」と明かして拍手を浴びた。

 同映画館は沖縄・北谷に97年に開館。黒木は「大きな映画館ができて、すごい行列ができていた。家族と並んで、チケットを買って入って見たのを覚えています。当時9歳くらいで、隣に両親がいて、女性が裸になるシーンが恥ずかしかったのを覚えています」と振り返った。「船が沈むシーンも衝撃でしたが、恋愛とかは分かりませんでした。15歳で東京に行って、自分で借りて見てから、恋愛とかも描かれているんだと分かりました」と話した。

 年に2、3回は沖縄に帰郷するという黒木。「沖縄に帰ってくると、北谷には必ず来ます。ただ、15歳で東京に行ってしまったので、お酒を飲んだり、ご飯を食べるようなところは分からないんです」。4人姉妹の1番末の黒木だが、姉たちはいずれも沖縄在住。「帰ってくると外に行くというより、姉たちと家の中でわんさかしてます」と笑った。