NON STYLE石田明(38)が31日、東京・ルミネtheよしもとで、夏休み企画「ももたろう」制作発表会見に出席した。

 同作は誰もが知る昔話にコメディーとアクション要素を盛り込んだもの。双子の女児の父となった石田が、子どもや子育て中の親にも楽しんでほしいと企画し、原作・演出・出演を手がける。

 「子どもがぎゃーぎゃー泣いてもいいような劇場や、エンターテインメントを発信していきたい」と意気込んだ。「なじみのある物語と戦隊物を融合させることで子どもが楽しめるし、パパママもストレスを発散してほしい」と笑いつつ、「仲間の大切さも訴えて行きたい」と話した。戦隊物の衣装や小道具などの制作費がかさみ、「実は、全日程満席になっても赤字なんです」と笑ったが、そこまでしても公演する理由を「子どもたちの夏の思い出になってほしいし、俺、かっこいいパパになりたいっす」と訴えた。赤字分は「僕とプロデューサーで負担する予定ですが、グッズが売れてくれれば」とアピールした。

 この日、俳優小沢亮太(30)元乃木坂46川村真洋(20)も登壇した。小沢は、普段から親交のある石田から直接オファーを受けたことを明かし、「お酒を飲んでる席だったので、(ヒーローの)中身もやるよといったら本当になっていた」とほほ笑み、「お面を着けてのアクションは初めてなので、新しい挑戦になります。楽しみです」と話した。今年3月末に乃木坂46を卒業したばかりの川村にとっては、今回が卒業後の初舞台となる。「緊張していますが、がんばります」とほほ笑んだ。せりふを覚えられるのか取材陣に聞かれると「やればできる子なんです。がんばります」と宣言した。しかし、石田は「その辺の不安はあったので、主にストーリーテラーとプリキュアのオープニングダンスを完コピしてもらいます」と笑った。

 現在9カ月という石田の双子の女児は、「ガチなレスリングに興味を持っているんです」と明かした。「僕がカウントをとって、奥さんがそれをビデオに録画しています」と話した。「奥さんは、子どもとママ友をつれて見に来てくれる予定です」と笑顔で話した。

 同作は、7月23日から公演される。