「タイタニック」「アバター」などで知られるジェームス・キャメロン監督(63)が、木城ゆきとさん(51)のSF漫画「銃夢」の実写映画化をプロデュースした。「アリータ バトル・エンジェル」(ロバート・ロドリゲス監督)で、共同プロデューサーのジョン・ランドー氏(57)が14日、都内で会見した。

 原作は戦闘能力を備えたサイボーグ少女の活躍を描く。ランドー氏は「『ターミネーター』を上回るような壮大な世界観、時代設定。そして、自分は何者かを探っていく少女のキャラクター設定に一発でやられました」という。

 「シェイプ・オブ・ウオーター」のギレルモ・デル・トロ監督(53)の紹介で原作に出会ったのが99年。キャメロン監督も魅入られたが、当時「アバター」の製作で動けず、同様に原作に魅力を感じていた「デスペラード」のロバート・ロドリゲス監督(49)がメガホンを取ることになった。

 この日は一部映像も公開。サイボーグ少女のリアルな動きや舞台となる「アイアン・シティ」の広大なセットのお披露目となった。

 「公開まで半年あるが、一足早く木城さんの母国でこの映像を見ていただきたかった」とランドー氏は言う。出演はローサ・サラザール、クリストフ・ヴァルツ、ジェニファー・コネリーらで、12月日本公開。