８０年代を代表するアイドル、松本伊代（５２）早見優（５１）浅香唯（４８）香坂みゆき（５５）の４人が１７日、都内で「８０’ｓアイドル　ポップショー」を開催した。

　近年の昭和ポップスブームを受けて初めて企画されたイベント。本人たちの楽曲のほか、「ブルー・ライト・ヨコハマ」「ラヴ・イズ・オーヴァー」などの６０年～７０年代ソングや「ダンシング・ヒーロー」「木枯らしに吹かれて」など８０年代の楽曲、さらには「負けないで」など９０年代の名曲まで、幅広くカバーした。

　開演前、取材に応じた４人は、懐かしい顔ぶれがそろってうれしそう。１人だけデビューが遅い浅香だけは、「中学の時、テレビで拝見してマネしていました。『伊代はまだ～』って。生で見られてうれしいです」と、モノマネをまじえて緊張と興奮を表現。早見は「デビューの頃は『伊代さん』と言っていました。あの頃は厳しかった」と、懐かしそうに振り返った。

　「ダンシングヒーロー」をはじめ、８０年代の楽曲が再注目を浴びている現状に、松本は「（ブームが）来ているんですかね？」と逆質問。それでも「８０年代にはいい歌がいっぱいあるので、残していきたい」と意気込んだ。

　現代アイドルとの違いを問われると、早見は「（今は）グループ、大人が多い。私たちは１５～２０歳くらいだった」と“アイドルの高齢化”を分析。続けて「今の方はトークが上手だし、協調性を持ちながら個性も光らせている」と、グループに属しながらも１人１人が輝きを放っている現代のアイドルをたたえた。

　松本はこれに「サービス精神が違う！」と主張。「（自分たちは）いつもニコニコしていて、余計なこともしゃべっちゃいます。３５年間でいろいろありました」と、時に世間を騒がせてきた自身のアイドル人生を振り返っていた。