俳優向井理(36)斎藤工(36)が13日、都内で、全日本テレビ番組製作社連盟(ATP)が、作り手自ら審査員となって優れた番組を選んで表彰する「第34回ATP賞グランプリ」の授賞式に、出演者として出席した。2人は昨年7月期に放送されたグランプリ受賞作のWOWOW「アキラとあきら」に主演した。

 向井は「撮影までの過程を聞いていたので、1つの作品を作るまでにたくさんの時間と情熱が費やされていると痛感しています。感慨深くて、日々、台本に真摯(しんし)に向き合っていかないといけないと思いました」と語った。

 斎藤は「先日、カナダに行った時、そこで出会った日本人の方に『良かったよ』と声をかけられた。映像作品が思わぬ所に響き、届くと痛感した。西日本など大変な地域もあるが、映像ができることの可能性を強く感じた。最後に向井と同い年ですが、こんなに身も心も美しい人と並び続けた自分をほめたい」と語った。 

 また、水野良樹も情報・バラエティー部門の最優秀賞を受賞したNHKBSプレミアム「いきものがかり水野良樹の阿久悠をめぐる対話」の出演者として出席。大竹しのぶも、ドキュメンタリー部門の最優秀賞を受賞したNHKBS1「父を捜して」のナレーションを務めたことで制作陣を祝福に駆けつけた。