日本テレビ定例社長会見が30日、東京・汐留の同社で行われ、大久保好男社長が56カ月連続月間3冠王獲得について「現場に敬意を表したい」と話した。

 この日、同社は7月の月間視聴率「3冠王」獲得を発表した。56カ月連続で、在京民放テレビ局の歴代最長記録となった。2日から29日までの平均で全日(午前前6時~深夜0時)7・9%、プライム(午後7時~午後11時)11・7%、ゴールデン(午後7時~午後10時)12・1%とすべてトップで、全日帯は61カ月連続のトップとなった。

 「先人の記録を更新するのは我々の目標だったので、1カ月更新できたのは現場のおかげです」と現場をねぎらう言葉を述べた。

 情報番組「PON!」(月~木曜午前10時25分)が9月いっぱいでの打ち切りが一部で報道されている。同件について福田博之編成局長は「改編です」とし、「朝の時間と平日午後が、日テレの強化ポイントになっている。10月の改編で『PON!』を変えることで、これらのフローをよくしていこうということで決心した」と話した。

 8月25、26日放送の「24時間テレビ41」のチャリティーマラソンが、トライアスロンに変わったことに対する安全面の配慮について大久保社長は、「当日がどのような天候になるかは、今から予測はできない。ただ、この7月の猛暑、過去の24時間テレビの気象を考えると暑い日である可能性があるので、制作に関わっている人には、放送当日だけでなく、収録作業も含め、現場には入念な暑さ対策を準備をするように伝えている」とした。当日の気象条件での中止の可能性は、「仮定の話は控えたい」と話した。