フジテレビ系ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(火曜午後9時)に出演中の吉本新喜劇座長、内場勝則(58)がアドバイスの極意を明かした。

主演の吉岡里帆演じる新人ケースワーカー、義経えみるが生活保護受給者と向き合いながら成長していく姿を描いたヒューマンお仕事ドラマ。その中で内場は、えみるの先輩でベテランケースワーカーの石橋五郎を演じている。

「いないようでいる、いるようでいない。そういう貴重なようでどうでもいいような存在」。演じる石橋を表現した内場も、新喜劇では座長として後輩にとっては欠かせない存在。そんな内場はアドバイスの極意について「自分の経験を押し付けがましくなく言いたい。アドバイスがアドバイスに聞こえないように。何げなく心にしみたらいいなと」。

劇団でも後輩から質問を受けるという。「僕はそういう時、『君の考えたギャグを僕が言ってもウケないし、僕のギャグを君が言ってもウケない。キャラクターだからね』と言うんです。『僕だったらこう考えるけど、君だったらどう考える?』というヒントだけを伝えます」。教えるのではなく、あくまでも本人に考えさせることを一番に考えている。

4日に放送される第8話は、ケースワーカーとして2年目を迎えたえみるがアルコール依存症の受給者、赤嶺岳人(音尾琢真)と向き合うストーリー。赤嶺に思い悩むえみるを見かねた石橋が声をかけ、ある出来事を話し始める。そのアドバイスをきっかけに物語が大きく動いていく。