男性4人組グループ、ケツメイシが28日、埼玉・メットライフドームで初のドーム公演「お義兄さん!!ライナを嫁にくださいm(__)m」を行った。

16年8月にデビュー15周年記念ライブを横浜・日産スタジアムで行って7万人を動員するなど、スタジアムライブの経験はあるが、ドーム公演は初めて。大蔵(42)はオープニングで「初ドーム来たぞー!」と絶叫。RYO(45)は「初のドームは我々にとっても挑戦。お客さんが入るか心配で(開演前の午後)12時すぎに柱の間から客席を見ました。7000人しか入らなかったらドタキャンしようと思いましたが、たくさんいて。どうやらジュリー現象は避けられたようです」と時事ネタを絡めて、満員の3万5000人を笑わせた。

この日のライブでは、代表曲「トモダチ」「出会いのかけら」や、今月24日発売の最新アルバム「ケツノポリス11」から「カンパイの唄」など23曲を披露。野球場の照明塔に見立てたスポットライトをステージに設置したほか、曲の合間のコント映像には、公演タイトルにもなったプロ野球西武のマスコット「ライナ」が登場。ジェット風船を飛ばしたり、場内アナウンスは、西武のウグイス嬢で、日本ハム杉谷拳士内野手の打撃練習を“イジる”ことでも有名な鈴木あずささんが担当するなど、メットライフドームならではの演出で魅了した。

前日27日と合わせて2日間の今回の公演で、今年の国内でのライブは最初で最後。来年3月から全国11会場20公演を行うアリーナツアー「KTM TOUR2019 荒野をさすらう4人のガンマン」を行う。大蔵は「これで僕らは仕事納め。また次にお会いするのは3月から。2019年のケツメイシもどうぞよろしくお願いします」とあいさつし、初ドームを締めた。

終演後、取材に応じたRYOは「球場は囲まれてる感じがして、周囲から見詰められてる感じがしたので、おまたに(水道工事業者の)クラシアンが必要でした」と“おもらし”してしまうくらい壮大だったと独特の表現で振り返った。大蔵は「ドームやスタジアムでやりたい! というのではなく、安心安全、信頼と実績を積み上げて20年近くやって来た。でもちょっと感慨深かったですね」と話した。