NHK大阪放送局の局長記者会見が6日、同局で行われ、連続テレビ小説「まんぷく」の新キャストとして俳優加藤雅也(55)、女優牧瀬里穂(46)、元乃木坂46深川麻衣(27)が発表された。

19年1月から舞台を大阪・池田に移し、後半の物語を彩る3人。加藤は今井福子(安藤サクラ)が池田で働き始める喫茶店「パーラー白薔薇」の店主・川上アキラ役。牧瀬はアキラの妻で宝塚音楽学校出身の川上しのぶ役。深川は香田忠彦(要潤)と克子(松下奈緒)夫婦の次女・吉乃役をそれぞれ演じる。

福子の相談役として、背中を押す人情派のマスターを演じる加藤は89年「青春家族」以来、30年ぶりの朝ドラ出演で「何かの縁を感じます」。劇中では、夫婦漫才のような掛け合いを関西弁コテコテで牧瀬と繰り広げる。「牧瀬里穂さんとのおもしろい夫婦をお楽しみに」とコメントした。

福子の良き理解者として支える役の牧瀬は朝ドラ初出演。「大変うれしく、そして緊張しています。福ちゃんを温かく見守りたいと思います。そして、私自身も楽しく演じたいです」とコメントした。

牧瀬と同じく朝ドラ初出演の深川は、積極的な姉・タカ(岸井ゆきの)に比べてマイペースで落ち着いた性格の妹を演じる。「日々、うれしさをかみしめながら撮影に臨んでいます」と喜び「朝からほっとしたり思わず笑みがこぼれてしまうような時間を皆様にお届けできるように、頑張ります」とコメントした。

会見で角英夫局長は「面白い感じになるのではないか」と新キャストの演技に期待。制作統括の真鍋斎チーフプロデューサーは、後半の物語は昭和30年代に突入し、セットなどで「新鮮な感じ」を届けられると話し、加藤、牧瀬の夫婦キャスティングについては「美男美女にしたかった」と説明した。