落語協会(柳亭市馬会長)の納めの会に出席しました。夏は浅草仲見世をそろいの浴衣姿で練り歩き、浅草寺で記念撮影した後、浅草ビューホテルで寄合を行いますが、納めの会は帝国ホテルが会場です。

協会員だけでなく、席亭やマスコミ関係者なども出席しますが、ビュッフェスタイルの料理はなかなかのものです。帝国ホテル内に入っている「なだ万」の天どん、天ぷらそばなどの料理をはじめ、寒ブリの刺し身、フカヒレあんかけごはんやローストビーフに、ホテル自慢のスイーツが何種類も並んでいました。

会は市馬会長のあいさつに始まって、心不全で入院し、5カ月ぶりに公の場に姿をみせた三遊亭金馬による中締めの後に、来年の真打ち昇進、二つ目昇進の予定者などが紹介されました。3月に4代目三遊亭円歌を襲名する三遊亭歌之介が「稀勢の里に負けない覚悟で、(披露興行の)50日間をエキサイティングに務めます」とあいさつすると、会場に笑い声が広がりました。

特に余興もなく、夏に湯島天神で開催されたイベント「謝楽祭」の映像が延々とスクリーンに映し出されました。最後に最高顧問の鈴々舎馬風による三本締めで「お開き」となりましたが、会場の両サイドに並ぶ料理は結構余っていました。落語ブームで好調な落語協会の勢いを感じました。