第60回日本レコード大賞が30日、東京・新国立劇場で発表され、乃木坂46が「シンクロニシティ」で大賞を2年連続受賞した。CMやファッション誌など活躍は多岐にわたり、若い世代を中心に一般層にまで認知を広げた1年だった。グループのエース白石麻衣(26)が、日刊スポーツに独占手記を寄せた。

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2年連続でレコード大賞をいただき、ありがとうございました!

「シンクロニシティ」は、これまでの乃木坂46の曲とはまた違った雰囲気のある楽曲です。ミュージックビデオもシンプルで、メッセージ性が強くて、メンバーみんな大好きみたいです。特に松村沙友理なんて、「泣いちゃう!」って言ってますから(笑い)。そんな曲で大賞をいただけて、本当にうれしいです。

今年は「シンクロニシティ」のおかげでタイトルにちなんだ「シンクロライブ」も開催できました。神宮球場と秩父宮ラグビー場で同時開催という異例の試みでした。それを皮切りにドーム&スタジアムツアーもすることができて、上海で初の海外単独ライブも開催して、成長につながった1年だと思います。

メンバーそれぞれ個人の仕事も、幅が広がってきた印象です。CMにもたくさん出させていただきました。年間1位(18社)というのは、自分でも不思議でしょうがない気持ちです。若い3期生の個人仕事も増えてきたし、乃木坂46がもう1つ上の段階に進めたんじゃないかと思います。

一方で、卒業メンバーも結構いたので、寂しい気持ちもあります。「シンクロニシティ」も生駒里奈と若月佑美が卒業したので、もうオリジナルメンバーでは踊ることができません。それでも、さらに上のパフォーマンスをして、もっとこの曲を高めて、更新し続けるようにしたいです。

去年「インフルエンサー」でレコード大賞をいただいてから、いろんな人に「ブンブンブン♪」とか楽曲について言っていただく機会が増えたので、賞の影響力をすごく感じています。「シンクロニシティ」も続けるように、さらに広めていきたいですね。

2018年は、ファンの方だけじゃなくて、一般の方にも乃木坂46をある程度広められたんじゃないかと思います。でも、AKB48さんに比べたら、まだまだです。若い世代の方々には結構知っていただけていると思うので、2019年には、パパママ世代の方々にも乃木坂46を広めていきたいです!