HKT48宮脇咲良(20)らが所属する日韓合同の12人組ガールズユニット「IZ*ONE(アイズワン)」が20日、東京ドームシティホールで、日本デビューを記念したショーケースイベントを開催した。日本初ステージで、来月6日リリースのデビューシングル「好きと言わせたい」を初披露した。

12人のシルエットがステージに浮かび上がると、ファン2000人から歓声があがった。1人1人が日本語で自己紹介するたびに、拍手がわき起こった。チャン・ウォニョン(14)が「今日は初ステージなので、すごくドキドキしたんですけど、皆さん、良かったですか?」と尋ねると、大歓声を浴びた。

会場を埋めたファンの7割以上は女性。AKB48チーム8にも所属している本田仁美(17)は「日本のウィズワン(グループのファン)の方々の前でパフォーマンスするのは初めてです。こんなにも女性の方が多いとは思っていなかったので、すごくびっくりしています」と話した。日本デビュー曲「好きと言わせたい」や「La Vie en Rose」などをパフォーマンスし、ファン魅了した。

アンコールでは、「0’My!」「NEKKOYA」を披露。宮脇は「私たちはまだ日本デビューをしていないんですけど、デビュー前にこんなたくさんのウィズワンの皆さんに会えてうれしいです。これからもアイズワンの応援、よろしくお願いします」とあいさつし、大歓声を浴びた。

メンバーたちは、公演の合間に取材に応じた。HKT48として13年3月にデビューしている宮脇は「私自身としては2度目のデビューということで、また違った私の魅力を見せていけたらいいなと思います」と話した。「アイズワンのファンの方が、女性の方が7割以上を占めていて、私たちは女性たちの歓声を浴びることがなかなかなかったので、すごく貴重な経験でした。緊張もしたんですけど、すてきなステージを見せられたかなと思います」と笑顔を見せた。

会場の東京ドームシティホールでは、今月もAKB48グループが公演などを開催している。宮脇は「何度も立ったことがあるステージなんですけど、アイズワンとして初めて立つと、雰囲気や光景も全く違って、また新しくデビューしたんだな、っていうすごく新鮮な気持ちになりました」と話した。

グループのセールスポイントを聞かれた宮脇は「みんなかわいい」と答え、メンバーたちも「あ~!」と盛り上がった。宮脇は「みんなかわいくて、スタイルもよくて、女性の方の憧れのアイドルグループになったらいいなと思います」と続けた。今後の目標を聞かれると、矢吹は「レッスン場で、みんなで話しました。私たちデビューするけど、みんなで東京ドーム立てるくらいおっきくなろう、って」と明かした。宮脇は「アイズワンで東京ドームに立てるように、練習も頑張って努力したいと思います」と誓った。

また、先月、同所で行われたコンサートで指原莉乃(26)がHKT48からの卒業を発表したことを受けて、あらためて心境を聞かれた。宮脇は「寂しさはあるんですけど、さっしーはHKTのために人生をかけて頑張ってくれたので、その分私たちが、これからはアイドル界を盛り上げていきたいなと思います」と言葉に力を込めた。矢吹は「ずっと憧れだったので、卒業は寂しいんですけど、前向きな卒業だと思うので、これから私たちも全力で頑張っていけたらなと思います」と笑顔を見せた。