女子プロレスラー長与千種(54)元女子プロレスラーブル中野さん(51)が27日、都内で、大坪ケムタ氏著「レスラーめし」発売記念イベントに出席した。

長与は昨年11月、札幌市内の駐車場で夫婦げんかの仲裁に入り、男性から暴行を受け左手の小指を骨折した。

「夫婦だと分かってほっとした」と振り返ると、ブル中野さんは「一緒にいた選手に『お前ら手を出すな』と言って自分が行って、手を出さなかった。私だったら『お前ら、先に行け』という感じだと思う。やっぱりクラッシュギャルズさんだなぁ」と称賛した。

長与は「髪の毛をわしづかみにされた時はちょっと頭にきた」と笑い、「地面にたたき付けられそうになったけど、私の首が強くて下に行かない。その瞬間、ニヤッとした」とレスラーならではのエピソードを披露した。

だが、後遺症も残った。「ここ(第1関節)が曲がらなくなりました。固まっちゃいましたね。だから、グーがにぎれなくなった」と明かした。

「今はこんな時代で女子プロレスもいろんな団体があるけど、どの団体も頑張っている。何かしたら、すぐ悪いうわさになってしまうから、絶対に(手を出すのは)ダメです」と利他の心を語った。

同書はグルメ情報サイト「メシ通」内の同名連載を加筆・改稿し、オリジナル対談を加えて書籍化したもの。長与は「みんな新弟子のころは食べるものに苦労した」と振り返り、ご飯に合う物を探した結果“タバスコめし”にたどり着いたことを話した。ブル中野さんは「マヨネーズは高級品でした」と振り返っていた。