6日の日刊スポーツ新聞芸能面に、最新のCD売り上げ週間ランキングベスト10(オリコン調べ)が掲載されています。

アルバム部門では、1位がGOT7「I WON,T LET YOU GO」、2位がSEVENTEEN「You Made My Dawn」、3位がWanna One「Power Of Destiny」と、1~3位を韓流歌手が独占しています。

あれっ? 若きスターのファンといえば10代~20代の人たちが圧倒的に多いはず。彼女たちは音楽を配信で楽しむ世代であって、CD購入とは縁遠いはずなのでは…。なぜ、こんなに売れているのかしら?

もちろん、アーティストの音楽性やダンスのスキルの高さ、イケメンなどの理由はあります。ですが、CDに封入されているハイタッチ会参加券やフォトカードなど“オマケ”の魅力がCD購入を後押ししているのではないでしょうか。

「おっしゃるとおり!」。あるレコード会社宣伝マンはこう言いました。「オマケ効果だけで10万枚はいきますよ」。先日、10代の男性歌手の取材会を行った際には「すごい人気でした。特に、女性ファッション誌の記者の食い付きがすごかった」と証言します。高身長で甘いマスクのタレントに、記者の目が“ハートマーク”になっていただけでなく、この歌手をグラビアで掲載することで見込める部数アップに、そろばんをパチパチとはじいていたそうです。「そうそう。10代や20代のファンだけでなく、最近は40代や50代の女性ファンもかなり増えています」と続けました。

年が明けて、弊社で発行するアジア総合エンタメ誌「チョア」が定期発行をしなくなったので、韓流を取材する機会がぐっと減っています。とはいえ、アンテナだけはしっかりと張っておかないといけないなと、気を引き締めました。