星野源(38)が10日、初の5大ドームツアー「星野源 DOME TOUR 2019『POP VIRUS』」の最終公演を、福岡ヤフオク! ドームで3万5000人を集めて行った。

「恋」「ドラえもん」「Family Song」「SUN」などアンコール含め全23曲を熱唱した。自身最大だった前回ツアーの20万人を上回り、8公演で33万人を動員。5大ドームツアーは、日本人男性ソロアーティストとして、桑田佳祐、小田和正、福山雅治、EXILE ATSUSHIについで史上5人目の快挙となった。

10年9月に初めて、福岡でのワンマンライブを開いた。「その時は200人。今回は完売で3万5000人。こんな景色を見られるとは思ってしませんでした。感慨深いです。皆さん、今日は本当にありがとうございました」。そして、観客席を見回して「上の方の席まで入って、不思議なカップルシートもできている。知らない人同士が強制でカップルになってませんか」と笑った。

途中、客席の真ん中にサプライズで登場して「僕が29歳の時のファーストアルバムの中の曲です」と紹介して、10年発売のアルバム「ばかのうた」から「ばらばら」をギターを弾きながら歌った。本年度上半期のNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌「アイデア」を歌う前に「うれしいこと、楽しいこと、クソみたいなこと、悲しいことを音楽にしたいと思った。世界のどこに持って行っても恥ずかしくない曲をとチャレンジした曲でした。発表したら反応が良くて、自信を持って『POP VIRUS』というアルバムを作ることができました」と振り返った。

また、芸人が扮(ふん)した一流ミュージシャンからのメッセージ映像も登場。椿鬼奴とレイザーラモンRGのBARBEE BOYS、神奈月の井上陽水、渡辺直美のビヨンセらがドーム公演を祝福するメッセージを送った。

星野は昨年12月19日に3年ぶりに5枚目のアルバム「POP VIRUS(ポップ・ウイルス)」を発売。16年TBS系連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌「恋」、17年日本テレビ系連続ドラマ「過保護のカホコ」の主題歌「Family Song」、18年NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主題歌「アイデア」など、ヒット曲満載で出荷は55万枚を超えた。

27日にはアルバム「POP VIRUS」と前作アルバム「YELLOW DANCER」のアナログ盤LPを発売する。