女優伊藤蘭(64)が、5月29日発売のアルバム「My Bouquet(マイブーケ)」でソロ歌手デビューすることが13日、分かった。

78年にキャンディーズ解散後、女優として活動してきた伊藤が、再び“歌う”ことが決まった。昨年春頃に、事務所関係者から「そろそろ歌をやりませんか?」と声が掛かったことをきっかけに、プロジェクトがスタートした。

当初は伊藤も「ビックリした」というが「行き先はどこか分からないんですけど、最終列車に飛び乗る感じで、挑戦してみようという心持ち。私がこの世界に入ったきっかけはやっぱり歌とともにあったと思うのでこの年齢になってもう1度歌と向き合ってみるチャンスをもらえたのかなと思って飛び込んでみることにしました」と決意した。

関係者によると、決意した直後からボイストレーニングを開始したという。井上陽水(70)や、阿木燿子(73)宇崎竜童(73)夫妻に楽曲の製作を依頼するとともに、幅広く「今の伊藤蘭に歌わせたい曲」を発注し、110曲が集まり、トータス松本(52)や、昨年の日本レコード大賞で作曲賞を受賞の丸谷マナブ氏らが提供の11曲を厳選。伊藤も3曲を作詞した。

さらに、6月11~12日には、キャンディーズの解散コンサートを行った後楽園球場の跡地にある東京ドームシティホールで、同14日に大阪・NHK大阪ホールでの初のソロ公演も決定した。41年ぶりのステージに向けて、伊藤は「私も今からドキドキなんですけれども、実際お客様が会場にいてくださって、目の前にいてくださるという力を借りて、私も何か自分の中に持っている思いを皆さんに伝えることができる、皆さんから力をいただいてやってみたいなと思っております」とコメントしている。