二階堂ふみ(24)亀梨和也(33)がダブル主演するフジテレビ系連続ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(木曜午後10時)の第3話が25日、放送される。 原作は累計400万部の小説「姫川玲子シリーズ」。二階堂はノンキャリアでありながら27歳で刑事補に昇進した警視庁捜査一課殺人捜査第十係主任の姫川玲子役。姫川は高校時代にレイプされた過去を持ち、現在も当時の記憶に悩まされ続けている。親身になって励ましてくれた女性刑事が、犯人逮捕の際に命を落とし、その遺志を継ぐ思いもあって刑事になった。年上の部下となる巡査部長の刑事・菊田和男を亀梨が、天敵の捜査第五係主任の勝俣健作を江口洋介(51)が演じる。

初の刑事役について、二階堂は「台本を読んで、すごく難しい言葉をたくさんしゃべるんだなとシンプルに思いました(笑い)。だからこそ、ただ覚えて、ただお芝居してではなく、テクニカルなところを含めて、役者として試されるんだろうなと。そういった部分は、たくさんの大先輩とご一緒させていただくので、みなさんから学ばせていただけたらと思います」と話している。

第3話では、多摩川土手で成人男性の左手首が発見された“死体なき殺人事件”の被害者は、高岡工務店を営む大工・高岡賢一(寺脇康文)。姫川玲子(二階堂)、菊田和男(亀梨)たちは、殺害された高岡が、まったく別の人間である可能性が出てきたことを捜査本部で報告する。高岡の生命保険の受取人は、高岡が息子のようにかわいがっていた三島耕介(堀井新太)の他に、内藤君江という女性がいることが判明した。

さらに捜査を進める中で、君江の弟である内藤和敏こそが、殺害された高岡の本当の名前である可能性が浮上。和敏には意識不明で入院中の息子、雄太がいた。和敏は12年前に自殺しており、過去になんらかの理由で内藤と高岡が戸籍ごと入れ替わったのではないか、と姫川は推測する。橋爪俊介管理官(岡田浩暉)は、姫川が点と点を勘でつなぎ合わせただけで裏付けがないと反論。「被害者が高岡だろうが内藤だろうが、殺したのは誰なんだよ!」といらだつ橋爪。難航する捜査が続く中で、姫川たちを、予想だにしない衝撃の結末が待ち受ける。