演歌歌手の森若里子が22日、大阪市北区の日刊スポーツ新聞社を訪れ、3日に新しくリリースした「女の源氏物語」をPRした。

新曲は平安時代の大作「源氏物語」に登場する女官・朧月夜(おぼろづきよ)の悲観に暮れる恋心を現代の女性に当てはめた1曲。鼓や琴など古典楽器の音も取り入れ「雅な楽曲に仕上がっている」と笑顔を見せる。

今回の作品のために以前購入した現代語訳版の源氏物語集を読み返したという森若は「改めて朧月夜の人生や思いを自分なりに勉強した。成就できない恋だったが、光源氏に本気で恋をした彼女は幸せだったのでは」と思いをはせ「源氏物語はいつか歌ってみたいと思っていた。歌えることができ、大変うれしい」。

来年で歌手デビュー40周年を迎えることについては「さまざまな出来事を経験した40年だった。ここまで歌えたことは光栄で、これからも声が続くまで歌いつづけたい」と一生歌手宣言した。

発売に合わせて23日には、堺市西区のおおとりウイングスと岸和田市の東岸和田トークタウンでキャンペーンを行う。