女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の20日に放送された第43回の平均視聴率が22・3%(関東地区)だったことが21日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、卒業式を終えた日、夕見子(福地桃子)のところに、北海道大学から封書が届いた。緊張する家族をよそに、受け取った夕見子は封書を持って、2階の自分の部屋に上がったきりで戻ってこなかった。心配する泰樹や富士子が、こっそりと部屋をのぞくと、夕見子は合格通知書を握り締めて眠りこけていた。その数日後、なつが東京へ旅立つ日がやってきた。雪月ではなつと雪次朗の送別会と夕見子の合格祝いが行われた。柴田家や雪次朗の家族らが集まる中で行われた会で、旅立つ3人が抱負を述べると、天陽がなつに「なっちゃんが好きだ。それはこれからも変わらない」とみんなの前で贈る言葉として告白した、という内容だった。