俳優菅田将暉(26)が31日、放送文化の向上に貢献した作品や個人、団体を表彰する「第56回ギャラクシー賞」個人賞を受賞し、都内で行われた贈賞式に出席した。

菅田は18年7月期テレビ朝日系ドラマ「dele」、19年1月期日本テレビ系「3年A組-今から皆さんは、人質です-」、3月放送のNHK「菅田将暉TV」の演技が評価された。

トロフィーを受け取ると、菅田は「3作品ともやりたいと思ってやったもの。小さい頃からテレビを見て育っているので、やりたいと思ったものを見てもらえてうれしい」と喜んだ。

贈賞式には「3年A組」で共演した永野芽郁(19)からのメッセージが寄せられた。ドラマで菅田は教師を、永野は教え子の生徒を演じた。内容は共演時の感謝を伝えるものだったが「焼き肉に連れて行ってください」と締めくくられると、菅田は「焼き肉かい」とボソリと突っ込み。「うちの生徒はご飯が好き。連れて行くとなつくんです」と笑った。

永野との共演を「脚本ではイメージだったものが、対人でやると演技を越えた本当の何かに変わる瞬間がある。芽郁ちゃんとのシーンはそういうことが多くて、最終的には目を見ただけで涙が出ました」と振り返った。司会者から、焼き肉の予定を聞かれると「連れて行きたいと思います」と笑顔で応じていた。

志賀信夫賞を受賞したテレビマンユニオン今野勉氏(83)を祝いに宮本信子(74)が駆けつけ、大竹しのぶ(61)がビデオメッセージを寄せた。フロンティア賞を受賞したNHKドラマ「スローな武士にしてくれ」に出演した石橋蓮司(77)本田博太郎(68)も登壇した。

ギャラクシー大賞はNHK「ETV特集 静かで、にぎやかな世界~手話で生きる子どもたち~」が受賞した。