11日に放送された松坂桃李(30)主演のフジテレビ系連続ドラマ「パーフェクトワールド」(火曜午後9時)の第8話の視聴率が、6・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが12日、分かった。前回と同じだった。 関西地区は10・0%だった。

同ドラマの視聴率(関東地区)は、初回から6・9%、5・8%、6・0%、6・5%、6・1%、6・3%、6・1%、6・1%だった。

松坂演じる建築士の鮎川樹は、大学生の時に事故に遭って脊髄を損傷して、下半身が不随になる。「恋愛も、好きだったバスケットボールも、もうしない」と心に固く決めていた。ある日、高校時代の同級生・川奈つぐみ(山本美月)と再会。閉ざされていた樹の心が、少しずつ開かれていく。原作は、女性コミック誌「Kiss」に連載中の漫画家有賀リエさんの同名コミック。累計部数は170万部を超えている。

第8話は衝撃の展開となった。高木圭吾(山中崇)と楓(紺野まひる)夫婦の夢をどちらもかなえる樹が提案したプランによって、夫婦に笑顔が戻り、樹が夫妻が建てる家の設計を請け負うことになった。つぐみもまた、建築中のバリアフリーのモデルルームを見学できるよう、仕事関係者にかけ合った。

樹に思いを寄せるヘルパーの長沢葵(中村ゆり)は、2人がまた一緒に仕事をすると聞くと、いても立ってもいられず、松本で働くつぐみの元へ向かい、「樹くんと付き合うことになった」とうそをついてけん制する。それを聞いたつぐみは、樹への思いを封印するように、高校時代に描いた思い出の絵を捨てていた。樹もまた、つぐみが是枝洋貴(瀬戸康史)と結婚すると知り「幸せになれよ」とエールを送る。

建設工事の安全を願う地鎮祭当日、大きな地震が起きる。幸い、つぐみの家は被害が少なかったが、地鎮祭に参加するため、同じく松本にいた樹とは連絡がつかない。心配になったつぐみは、父親の元久(松重豊)や母親の咲子(堀内敬子)が止めるのも聞かず、家を飛び出す。東京で地震のニュースを知った洋貴は、つぐみから樹と連絡が取れないと聞き、葵と合流して松本へ向かう。樹はその頃、意識を失いかけていた。