「浪速の喜劇王」故藤山寛美さんの孫の俳優藤山扇治郎(32)と妻の元宝塚歌劇団トップスター北翔海莉(年齢非公表)が、北翔の故郷の千葉県松戸市で“凱旋(がいせん)公演”を行う。

8月31日に千葉県松戸市・森のホール21で、ダブル主演の「蘭~緒方洪庵 浪華の事件帳~」を上演する。

昨年5月に大阪松竹座と東京・新橋演舞場で上演された話題を呼んだ。築山桂の人気小説が原作、松田健次脚本、錦織一清演出、岸田敏志音楽で舞台化された笑いあり、涙ありの痛快娯楽時代劇。2人は昨年5月のこの作品での競演がきっかけとなって、同11月に結婚。北翔は松戸市の「観光特命大使」を務めている。

藤山は「一緒にならせていただいて、1人では気づかずわからないことが多く、いろいろなことを感じています。特に僕は物忘れが激しく、そんな時のさりげないフォローが素晴らしく、本当に感謝しています」。北翔は「舞台を一緒にできる喜びはあります。2倍の幸せな気持ちを皆さんにお届けできたら」と話している。他に石倉三郎(72)久本雅美(60)らが出演する。

公演に先駆け、7月23日に夫婦で松戸市役所を表敬訪問することも決まった。