女優広瀬すず(21)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の30日に放送された第104回の平均視聴率が20・8%(関東地区)だったことが31日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、新年会を終えたなつが風車に行くと、カスミ(戸田恵子)や茂木社長(リリー・フランキー)達が集まっており、そこで亜矢美(山口智子)が、かつてムーランで踊り子だった頃の悲しい恋の話がはじまった。それを聞いていたなつ(広瀬すず)は、今も結婚していない亜矢美の気持ちに思いを巡らせた。年が明けても、テレビ漫画の「百獣の王子サム」が大人気となり、なつらは忙しい日々を暮らしていると、ある日、同僚の茜(渡辺麻友)が下山が結婚することになった。そして春になり、東洋動画で長編映画を作ることになり、仲らは作画監督に下山を指名した。すると下山は坂場を演出家にした。その坂場は演出家になることをなつに報告すると、そこで長編映画が成功したら「結婚して下さい」とプロポーズした、という内容だった。