極楽とんぼ加藤浩次(50)が9日、メインMCを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜午前8時)に出演し、吉本興業にエージェント契約の形態で残留する意向を明らかにした。

また吉本が前日8日に「第1回 経営アドバイザリー委員会」で改善案として打ち出した所属タレントとのエージェント契約は、加藤が提案したものだったと明かした。

以下、加藤の発言全文その7。

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だからこの流れ、今、話してきましたけど、僕自身は「(22日に)上層部が変わらなかったら辞める」という風に言ってしまいました。でも今回、いろんな思いがあって、このエージェント制というのを提案させていただいて、こういう形になっている。ですから、吉本にこれは、残る形ということになってしまった。これはみなさんに、僕の発言でいろんな方に迷惑をかけた方、一緒に仕事をやっている方にも迷惑をかけたし、テレビを見ている視聴者の方にも、もういろんな意味で心配をしていただいた方もいますし、う~ん、加藤浩次は言ったことを実行しないのか、と思う方もいると思います。そういった迷惑をかけた方たちに僕はちょっと、本当に謝罪したいと思います。本当にすいませんでした(一礼)。という思いですね。

(水卜麻美アナから考えを変えることも覚悟が必要とフォローされ)

加藤 そういってくれればありがたいけど。(会社が変わるというふうに感じたか)そこは願望に近い部分もあります。僕自身も吉本に世話になってきている部分もありますし、吉本興業でこの世界に入って、ネタも何にも作れないようなヤツが、1個ずつ、劇場があることによって舞台を踏んで、ちょっとでも受けるネタ。最初なんか僕ら、ネタなんか全くウケなかったですし、ネタで上がってきた人間でもないんですよ、ここまで。でもその訓練をさせてくれたのが吉本興業だから、そこに対しての恩義もあるって言うのがあるんですけど、現状では願望としか言えない、水卜さん。良くなって欲しい、良くなる方向に風が向いている、みんなの顔が向き出している、ということでこの決断をさせてもらいました。

さらに、1歩、外から見える(エージェント)契約も必要なんだな、と。ただ、これで全然、終わったわけじゃないですからね。

(近藤春菜から加藤が辞めない選択肢は自然な流れ、下にとってはありがたいこと、と言われ)

加藤 そういっていただければありがたいです。で、ここで終わってないですからね、本当に。ここからみんな同じ方向向いて。たぶん契約の問題ですから、時間かかると思う。契約書もしっかりしたのを作らなきゃいけないだろうし、会社の言い分もある、こっち側の言い分もある。その契約書をまとめるのに1年、2年かかるかもしれない。でもただ、そこにいい方向に向いて、「うわ、吉本いい会社だな、いい方向向いているな」って。その形が見せられればいいなと、僕は思ってます。