ジャニーズJr.内グループTravis Japanが2日、東京・サンシャイン劇場で、初主演舞台「虎者(トラジャ) -NINJAPAN-」の初日を迎えた。中村海人(22)は「身も心も魂も削るつもりでこの作品にかけて、ジャニーズの歴史で最も輝ける舞台にできるよう、猪突(ちょとつ)猛進で頑張ります」と誓った。

12年結成の7人組グループ。今年8月、長年Jr.で競い合ったSixTONESとSnow Manの来年同時CDデビューが発表され、悔しい思いをした。ジャニーズ事務所滝沢秀明副社長(37)からは「彼らは一皮むけて生まれ変わった。今までとは比べものにならないくらい、強い気持ちで稽古していた。『自分たちの番が来た』という思いが伝わってくる。いつか世界に出てほしいグループです」と評価された。

「虎者」は2部構成で、1部ではトランポリンを使っての壁上りや殺陣にも初挑戦。第2部では持ち前のダンスをはじめ、ステージパフォーマンスで魅了する。七五三掛龍也(24)は「人生で一番筋肉痛になりました」と明かした。滝沢氏は「彼らがボロボロになるまでチャレンジする姿に感動していただきたい」とアピールした。【横山慧】

○…「虎者」2部の振り付けは、滝沢氏と同期の屋良朝幸(36)が手がけた。滝沢氏は「屋良はかなり厳しく、『ダメ出しはない。全部ダメだ』とひとつも褒めずにやっていました」とスパルタぶりを明かした。先輩タレントがJr.のサポートを申し出るケースも増えたといい、滝沢氏は「この前は手越が稽古場に来て『Jr.に歌を教えたい』と言ってきました」と話した。