女優高岡早紀(46)主演のフジテレビ系連続ドラマ「リカ」(土曜午後11時40分)の最終回が、30日に放送される。高岡にとって連ドラ主演は03年のフジテレビ系「真実一路」以来16年ぶり。

高岡が演じるのは経歴、現住所、年齢など全てを詐称する“永遠の28歳”の恋愛モンスター雨宮リカ役。第1部では小池徹平(33)が、第5話からの第2部では大谷亮平(39)がターゲットとなったサイコミステリー。

最終回では、リカ(高岡)は「隆雄さんが私の気持ちを分かってくれるまで、もう連絡しないから」と言って、本間隆雄(大谷)の電話を切る。リカのベッドルームには、本間の娘の亜矢(稲垣来泉)の姿があった。

リカに娘を誘拐されたと確信した本間隆雄(大谷)は、刑事の菅原(藤岡正明)にリカの自宅を特定して、捜査して欲しいと依頼する。だが、行方不明や事故の可能性もある以上、今すぐには難しいと言われる。その上、菅原がさらに捜査を進めると、3年前の花山病院の事件は、亡くなった医師同士のトラブルだと結論付けられるようリカが警察を欺いていたことが判明する。

万策が尽きたかに見えた本間だが、意を決して捨て身の行動に出る。スマホの着信拒否を解除して、リカに文通アプリを通してメッセージを送る。本間から「お互いの誤解を解くために、もう1度きちんと2人でお話がしたいです」と届いたメッセージを見たリカは、思案しつつも本間に連絡を取る。そして「まずは2人きりで、将来についてきちんと話し合いたいの」と本間の家に向かう。

本間のマンションの近くで見張りをしていた菅原は、スマホで仲間の刑事の応援を要求しているところを、偶然リカと鉢合わせてしまう。そして、武器となるゴルフクラブをソファに隠して、リカを自宅に迎え入れた本間だが、反撃に遭い逆にリカに粘着テープでグルグル巻きに椅子に縛り付けられてしまう。

本間は、リカの魔の手から、愛する家族を守ることができるのか。戦慄(せんりつ)のサイコスリラーが完結。純愛モンスター、リカの身に仰天の結末が起こる。