11月8日に軽い脳梗塞を発症したばかりの加山雄三(82)が4日、都内で元気な姿を見せた。

米映画「ジュマンジ ネクスト・レベル」(13日公開)で声優に初挑戦することになったもので、共演のファーストサマーウイカ(29)とともに笑顔で会見した。

「入院したばかりなんですけど、いろいろ調べて他に悪いところはまったくなかった。あらためて、食べ物や睡眠、いろいろ注意しなければいけないと思いました。こうして元気でいられてありがたい」と振り返った。

ドウェイン・ジョンソン主演の映画は2年前のヒット作の続編で、若者たちがゲームの中に吸い込まれる異色のSF作品。加山の役はゲームの中のおじいちゃんキャラで「初体験で緊張しました。何度もとり直しをお願いした情けないじじいです」と笑顔で話した。「夜中の3時にクリア! と叫んだら周りに誰もいなかったことがある」というほどの「ゲーマー」として知られる加山が前作のPRイベントに参加したのが縁。「僕の声がホントにあの映像に合うかどうか心配でした。映画の中のキャラはもう少し若くて、若くなった気がしたけど」と話した。

一方、こちらも声優初挑戦となったウイカは「小学校の卒業作文で『声優になりたい』と書き、専門学校にも通いました。最初にこのお話をいただいたときはドッキリと思ったのですが、作業を進めるうちにお金が掛かりすぎているなあ、と。素人が交じっていると思われないように頑張りました。ちなみに私もゲーマーの後輩です」と笑顔で話した。