MDMAを所持したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された女優沢尻エリカ被告(33)が6日、勾留先の東京・警視庁湾岸署から保釈された。

沢尻被告が所属するエイベックスはこの日、公式ホームページでコメントを発表した。「沢尻エリカは、本日違法薬物所持の容疑で起訴されました。ファンの皆様を含め関係各方面の方々には多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを改めておわび申し上げます」と謝罪した。

「皆様におかれましてはさまざまなご意見があるとは存じますが、弊社といたしましては弁護士を含めた専門家の指導の下、本人を更生するための支援をいたします」と更生支援する方向性を明かし、「メディア関係の皆様におかれましては大変恐縮ではございますが、本人を更生に専念させていただきたく、本人や家族、更生先への取材、問い合わせにつきましては差し控えてくださいますよう、何とぞご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます」とした。

また処分に関しては「今後の裁判の結果を踏まえて決定させていただき、改めて皆様にご報告させていただきます」とした。

沢尻被告はこの日、同容疑で東京地裁に起訴された。沢尻被告の弁護士側は保釈請求を行い、保釈保証金500万円を納付。湾岸署前には午前中から多くの報道陣が詰め掛けたが、沢尻被告は報道陣の前に姿を現さず。関係者が運転するとみられる黒いワゴン車で、裏口から出た。

警視庁組織犯罪対策5課が11月16日、沢尻被告宅を捜索。MDMAカプセル2錠を見つけて逮捕した。同26日には、交際歴のある30代ファッションデザイナー横川直樹容疑者が、MDMA共同所持容疑で逮捕されている。