NHKは27日、大みそかの「第70回NHK紅白歌合戦」(午後7時15分スタート)出場歌手の曲順を発表した。

秋元康氏が総合プロデュースを手がける4組は、前半に日向坂46とAKB48、後半に欅坂46と乃木坂46が登場する。

後半4番手の欅坂46は、紅白では2年ぶりに「不協和音」を歌う。心身共に負担が大きい楽曲で、17年にパフォーマンスをした際は、歌唱後にメンバー数人が過呼吸のような症状で倒れ込むハプニングもあった。

NHK加藤英明チーフ・プロデューサーは「もちろん(2年前に)何人かが体調を崩されたことも承知してはいますが、とにかく体調を第一に、気を使いながらパフォーマンスしていただきたい。リハーサルの状況なども見守りながら気をつけていきたいと思います」と話した。その上で「数ある楽曲の中でも『神曲』と呼ばれている曲。あえて紅白でパフォーマンスしていただけることは、非常に注目していただけると思います」と期待を寄せた。

乃木坂46は後半12番手で昨年のレコード大賞曲「シンクロニシティ」を歌う。加藤氏は「あえてこの曲にしたことによる新たな演出が生まれるんじゃないかと期待しています。坂道グループは今年本当に大活躍でしたし、一糸乱れぬダンスパフォーマンスは食い入るように見てしまう。後半の追い上げに欠かせない」と語った。

初出場の日向坂46は前半5番手でデビュー曲「キュン」を披露し、フレッシュに先陣を切る。同14番手のAKB48は海外の姉妹グループメンバーととともに「世界選抜」と銘打ち、ヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」を披露する。