嵐は大トリで登場した。2020年末いっぱいでの活動休止まで、ちょうど1年。歌唱前、2年連続で白組司会を務めた櫻井翔(37)は「ここから1年、新しい景色を描いていきたいです。われわれ嵐5人、スタッフ、ファンの方々で描く、嵐という大きなプロジェクトを描いていきたいです。1年間よろしくお願いいたします」と意気込みを示し、拍手を浴びた。

「嵐×紅白 スペシャルメドレー」と銘打ち、デビュー曲「A・RA・SHI」と、最新配信楽曲「Turning Up」を続けて歌った。カラフルな衣装を着たダンサーたちと一緒に踊り、客席には和服やサンバ、ラグビー日本代表の衣装を着た女性が登場。お祭りのような雰囲気で紅白を締めくくった。歌唱後、総合司会の内村光良(55)から「あと1年、嵐という名の奇跡をわれわれに見せていってください!」とエールを送られた。

大トリの他にも、シンガー・ソングライター米津玄師(28)が作詞作曲したNHK20202ソング「カイト」を企画コーナーで初披露した。5人が米津と打ち合わせする様子や、新国立競技場の芝生グラウンドの中央で5人が歌う映像が流された。米津は同曲について「こもりっきりで作りました。曲作りにあたって、いろいろと考えて思ったのは、自分は誰かに生かされてきたということでした」と説明した。

「カイト」の映像後、白組司会を務めた櫻井翔(37)は「いろんな方に届けばいいなと思います。来年楽しみにしていただければと思います!」と呼びかけた。