俳優向井理(37)主演のフジテレビ系連続ドラマ「10の秘密」(火曜午後9時、初回20分拡大)の初回が14日、放送される。

白河圭太(向井)は14歳の娘・瞳(山田杏奈)と2人で暮らす建築確認検査員。9年前、弁護士で上昇志向の強い元妻・仙台由貴子(仲間由紀恵)が家を出て行って以来、シングルファーザーとして奮闘しながら娘と良好な関係を築いてきた。だが、その娘が誘拐される。

向井は「このドラマは本当にたくさんの秘密があって、いろんな秘密が明らかになっていくことでストーリーや人間関係が変わってくる、とても上質なサスペンスドラマになっていると思います」。仲間は「いろんな仕掛けや展開があって、とても面白く台本を読ませていただいております。見てくださる方たちも、きっとこの『10の秘密』の世界に巻き込まれて楽しんでいただけるんじゃないかと思っております」と話している。

第1話では、圭太のもとに「娘は預かった。3日以内に仙台由貴子を探せ」と誘拐をほのめかす電話がかかってくる。半信半疑のまま、瞳と連絡が取れないことに不安を覚えた圭太はすぐに由貴子の所在を確認するが、元妻は勤めていた大手弁護士事務所を数日前に突然辞めていた。由貴子の上司だった男はクライアントである宇都宮竜二(渡部篤郎)への説明対応に追われていた。

一方で、瞳がここ最近学校や部活を休みがちで、塾もやめていたことが明らかに。何でも知っていると思っていた娘の秘密を知り、激しく動揺する圭太。しかし瞳は、ほかにも驚くべき秘密も抱えていた。

そんな圭太の異変に気付いたのは、幼なじみで保育士の石川菜七子(仲里依紗)だった。圭太は菜七子にこれまでのことを打ち明け、一緒に警察へ。すると、その様子を男が物陰から見ていて、圭太はさらなる窮地を迎える。

やがて、瞳を救い出すカギが由貴子だと確信した圭太は、元妻が暮らす高級マンションへ急ぐ。そこで由貴子のクライアントで恋人だという竜二と再会し、部屋へ案内してもらうが、生活感のかけらもないその部屋で、圭太は由貴子の信じられない秘密を知ることになる。