Kis-My-Ft2の横尾渉(33)宮田俊哉(31)二階堂高嗣(29)千賀健永(28)の4人が主演する舞台「○○な人の末路~僕たちの選んだ××な選択~」が9日、東京グローブ座で初日を迎えた。

横尾と千賀、宮田と二階堂と2組に分け、前半は同じストーリーを演じるが、ある分岐点で違った選択をすることで、別のストーリー展開をする。それぞれのペアは兄弟を演じる。

千賀は「4人で舞台に立つのは初めてなので、つまずくこともあると思うけど、やり切りたい」と意欲を見せた。

キスマイの他メンバーの反応について、宮田は「玉森(裕太)が全公演見に行くって言ってる。『舞祭組』でライブをやった時も、全公演見たって言ってる。うそか本当か分からない。都市伝説みたいになってる」と笑った。

横尾は「北山(宏光)さんは差し入れを持ってきてくれると思うし、藤ケ谷(太輔)は楽屋でせりふ合わせしてると『おい、やめろ! ネタバレになるだろ』って楽しみにしてくれてる」と話した。

内容にちなんで、自分たちの選択について問われると、二階堂は「Kis-My-Ft2のデビューも、『舞祭組』ができたことも大きな選択だった」と、13年から活動する4人のスペシャルユニットを挙げた。

横尾も「それ(舞祭組)があったからこそ、前の3人(北山、藤ケ谷、玉森)がいて、7人でKis-My-Ft2というのがちゃんとあるので、良かったです」。

共演者の高橋ひとみ(58)は「4人が優しすぎるくらい優しい。稽古中、誕生日の女性がいて、サプライズで4人でプレゼントを贈っていました。ちゃんと女子たちの話を聞いて(何が欲しいか)リサーチしていた。ズキュンときました。私は誕生日が8月なんですけど、3月ってことにしたいくらい」と笑った。

坂田聡(48)は、役の設定に合わせ、二階堂から「パパ」「パピー」と呼ばれているそうで「好青年。最初はとっつきにくいかと思ったら、よくしゃべる、しゃべる」と共演を楽しんでいた。

公演は3月15日まで。横尾と千賀の「月Side」と、宮田と二階堂「海Side」の2バージョンある。演出は西条みつとし氏。原案は「宝くじで1億円当たった人の末路」。【小林千穂】