NHK連続テレビ小説「スカーレット」(月~土曜、午前8時)の13日に放送された第112回の平均視聴率が19・3%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第12回の22・4%。

物語は焼き物の里の滋賀・信楽を舞台に、女性陶芸家の草分けとなる主人公、川原喜美子の波乱の人生を描く。女優戸田恵梨香(31)が主演を務め、第2週以降に本格的な登場をした。初回は子役の川島夕空が喜美子を演じ、貧しい家庭の設定ながら明るく元気な雰囲気を醸し出している。

あらすじは、またも1人となった喜美子(戸田恵梨香)のもとに、作品のファンだという女性が現れる。小池アンリ(烏丸せつこ)という元女優。大津の紡績会社の令嬢で、今は神戸に住んでおり、セレブらしさと天真らんまんな雰囲気がある。喜美子が穴窯で最初に成功した作品を売ってほしいという。「非売品です」と喜美子は断るが、粘るアンリに「100万円です」と言ってあきらめさせようとする。

一方、ちや子(水野美紀)が喜美子を訪ねてくる。市会議員に初当選しており、政治家として1歩を踏み出していた。作品が高額となり戸惑う喜美子を「喜美ちゃんは喜美ちゃんや。変わってない」とちや子は励ます。

あくる日、アンリが再びやってくる。「100万円用意してきました」というアンリに喜美子はあっけにとられる。