伝説のミュージカル女優ジュディ・ガーランドの68年冬のロンドン公演の日々を描き、主演のレネー・ゼルウィガー(50)がアカデミー賞主演女優賞を受賞した、映画「ジュディ 虹の彼方に」が、来月6日に公開される。

アカデミー賞受賞を記念して、ロサンゼルスで開かれたイベントに、お笑い芸人ゆりやんレトリィバァ(29)が出演した。ゆりやんは作品中でメインの楽曲となる「OvertheRainbow」にちなんで、虹色の和傘をサプライズでゼルウィガーにプレゼント。ゼルウィガーは傘を回したり、ゆりやんと相合い傘をしたりと大喜びだった。

ゆりやんは「本当に感動しました。ステージパフォーマンスはもちろん、ハリウッド黄金期を支えたジュディという1人の女性に、少し自分を重ねて、感情移入しながら見ました。見終わってからもずっと心に残っています」。ゼルウィガーは「私も演じていてすごく感動したのは、彼女は2歳の時からずっと演技の場で活躍していて、苦労もあったし、まさにレガシーとしての人生を送っていたからなの」とガーランドの偉業について語った。

ゆりやんから、次にやってみたい役柄を聞かれるとゼルウィガーは「コラボレートして、物事を作り上げていく過程を愛しているの。次はコメディアンかな」。ゆりやんは「ぜひお願いします。日本人がみんな、あなたの演技から勉強させてもらいます」と目を輝かせた。ゼルウィガーは「ありがとう、そうね、やってみちゃおうかな。見ててね。でも既に別の人からのオファーを既に受けてしまっているから、どうしようかしら」と笑った。

米人気オーディション番組「アメリカン・ゴッド・タレント」に出演して、英語でパフォーマンスしたことも話題となったゆりやんが「私もアメリカのオーディション番組を受けているのですが、良いときもあれば受け入れられない時もあって…何かアドバイスをいただけたら光栄です」。ゼルウィガーは「私が教えたりしなくて全然大丈夫よ。ゆりやんさんは、楽しい自分に対しての情熱を持っているのが今でも十分伝わってくるもの」とコメント。そして「Sensei!(先生!)むしろ私にコメディーを教えてね」と、日本語を交えて、ゆりやんに逆オファー。ゆりやんは「私じゃ釣り合わないですよ!」と恐縮しながら笑顔を見せた。すっかり意気投合した2人は、「今日は本当に来てくれてありがとう」と、笑顔で熱いハグを交わした。

来月6日に日本で公開される「ジュディ-」についてゼルウィガーは、日本のファンに向けて「ここにいられてうれしいです。これから公開になるのは、ジュディ・ガーランドの物語です。『オズの魔法使い』でご存じかもしれません。素晴らしい才能の持ち主で、ステージでもミュージカルでも、パフォーマーとしても素晴らしいものを残してくれました。見て、気に入ってくれたらうれしいです。彼女の人生を祝福し、みんなで共作したジュディ・ガーランドへのラブレターでもあります。ぜひみなさんご覧ください」とコメントした。