悪性リンパ腫の「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫」で昨年12月19日に入院、先月30日に退院して自宅療養中の元フジテレビでフリーの笠井信輔アナウンサー(57)が10日、自身のブログ「人生プラマイゼロがちょうどいい」を更新した。

「池江璃花子選手に学ぶ」と題して、白血病を克服した水泳の池江璃花子選手(19)の特集していたNHKスペシャル「ふり向かずに 前へ 池江璃花子 19歳」を前夜に見たことを報告した。

東京オリンピック(五輪)で競泳の有力なメダル候補と言われていた池江選手は昨年2月に白血病と診断されたことを公表して入院、同12月17日に退院していた。

「同じ血液の病気で、彼女が退院したまさにその2日後に私が入院したので、私は池江さんに励まされながら入院生活を始めたと言っても過言ではありません。

池江選手は、私が入院している間、着実に歩を進めていました。トレーニングを重ね、2週間に1回通院し、ついに水の中に入る許可を得たのです。

その水に入った瞬間の、直後の彼女の幸せそうなのびのびとした泳ぎ、それは、水泳選手・池江璃花子復活の瞬間であり、今回のドキュメンタリーのハイライト。

それを見ながら、自分はスタジオで収録したり、生番組に出演したりしたら、同じような幸せを感じるんだろうなと、早くそのような日が来ることを期待している自分がいました」などとと記した。

そして、今多くの番組で実施されている新型コロナウイルス対策のリモート出演が、自身にとって追い風になると前向きに捉えた。

「このリモート出演が、私の仕事復活を早めようとしています。うまくすれば今月中に、リモートでの番組出演は可能です。自宅療養をしている身としてはこれ以上の事はありません」とプラス思考を見せた。

そして、池江選手の「自分と同じ病気の人たちの励ましのために、どん底から自分が上に登っていく姿を見てもらいたい」という言葉を取り上げて「毎日Instagramやブログを更新していく中で、自分の前向きな入院生活が、同じようにがんと向き合っている人たちの励みになっているのかもしれない、と感じることはありました。池江選手には本当にがんばってもらいたいと思います。番組を見て、自分もしっかりと前を見据えて一歩一歩踏み出していかなければいけないと強く感じたのです」とつづった。

また、インスタグラムも更新。前日8日に両足首が大きく腫れ上がった写真をアップして、週明けの11日にも病院で診察を受けるとしていたことに言及。マッサージなどで腫れがひいたことを報告した。