秋元康氏が総合プロデュースする劇団4ドル50セントが4日、劇団ガバメンツとのオンラインコラボ舞台「LAUGH DRAFT」の初日公演を行った。都内のスタジオから、動画サービス「OPENREC.tv」を通じて生配信した。

前田悠雅(21)本西彩希帆(22)谷口愛祐美(22)田代明(24)隅田杏花(23)が出演。兵役の禁欲生活についた女性たちが繰り広げる、妄想のコメディーに挑戦した。2週間猛練習したという打楽器「カホン」の演奏も披露した。平山佳延、迫英雄も出演した。

前田をのぞく4人は舞台生配信初挑戦。本西は「お客さんがいないので、本番なのかな? という不思議な感覚があったけど、始まってみると、舞台に立っているんだと感じられて、新しい経験をさせていただきました」と話した。田代は「これまで画面に映る経験がほとんどなかったので、自分の映像を見ると怖くなって、これが配信されると思うと慣れなかったです」と明かした。

隅田は「配信の形だと、来たいけど劇場に来られない人も見られるから、こういう時期じゃなくても、もっとこういう試みを広げていけたらいいなと思いました」とコメント。谷口は「笑い声やお客さんの反応がないと不安なので、脳内で勝手に大爆笑を再生しながらやっていました」と振り返った。

前田は先月、オンライン一人芝居「ときめきラビリンス」を行っており、舞台生配信は2回目の挑戦だった。「前回はど緊張でテンパりまくっていたんですけど、誰かがいる状況だとこんなにゆとりを持ってできるんだなと思いました」と笑顔。「クレージーな役でも、お客さんがいなくても堂々とできるようになってきたな、と思いました」と手応えを明かした。

終演後には、出演者やスタッフたちが、今月5日に誕生日を迎える隅田をサプライズで祝福した。うれし泣きした隅田は、24歳の抱負を聞かれ、「24歳というと、もう大人のイメージです。ドラマや映像のお仕事もいっぱいやりたいです。劇団員には申し訳ないですけど、劇団の中で一番仕事がしたい。恋愛はいいです! 今は男より、仕事です!」と言い切った。