関西を拠点にしたコミックバンド「おかげ様ブラザーズ」のボーカルで、ラジオパーソナリティーとしても活躍した、きんた・ミーノ(本名・弓庭規生=ゆば・のりお)さんが25日早朝、入院先の和歌山県内の病院で、誤嚥(ごえん)性肺炎のため、亡くなっていたことが27日、分かった。59歳だった。所属事務所によると、通夜、葬儀は、すでに親族のみで「密葬」として終えたという。

事務所によると、きんたさんはもともと血圧が高く、1年ほど前からは体調不良で入退院を繰り返していたというが、地元・和歌山の専門学校での講師は続けていたという。

きんたさんは、82年に「トミーとミーノ&かねてつおかげ様ブラザーズ」を結成。メジャーデビューを機に「おかげ様ブラザーズ」と改称して、コミックバンドとしての個性を磨き、好評を得た。

96年12月にバンド活動を停止していたが、07年に再始動した。ただ、17年1月にドラムのブラッキー岡部さんが急性心筋梗塞で亡くなり、再びバンド活動は休止となっていた。

きんたさんはもともと、音楽活動と同時に、テレビやラジオでタレント活動もしており、ラジオでも活躍。MBSラジオ「ヤングタウン」や、ABCラジオ「伊藤えん魔のAMan」などのレギュラーも持っていた。