少年隊の錦織一清(55)と植草克秀(54)が、年内いっぱいをもってジャニーズ事務所から退所することが20日、分かった。公式ファンクラブサイトなどで発表された。東山紀之(53)は引き続き同事務所に所属する。

ファンクラブサイトで、錦織は「この度、私錦織一清は、所属事務所を退所させて頂く事となりました」と報告。「所属タレントの中で、おそらく一番の甘えん坊だった私が、気が付けば43年間という日々が過ぎて、随分甘えすぎていた事に少し恥ずかしさを覚えると同時に、事務所には本当に頭が下がる思いです。そんな中、最後のワガママのつもりで、この歳になって本当の意味のひとり暮らしをしたいという希望を伝えたところ、快く承諾していただけたことに、心から感謝しています」と経緯を明かした。

その上で、「恵まれ過ぎていた環境を飛び出し、これから私は沢山の厳しさを味わっていかなければなりません。そして、それをこれまでのジャニーズ事務所の教えで、跳ね除けて行こうと思います」と伝えた。

植草は、「この度、私植草克秀は、2020年12月31日をもちましてジャニーズ事務所を卒業致します」と表現。「ここに至るまでの約40年間ご指導頂き、公私共に支えて下さったジャニーさん、メリーさんをはじめ、全ての関係者スタッフの皆様のおかげで、今の自分があります。そして、何よりこれまで長きにわたり、応援してくださったファンの皆様に深く感謝致します」とつづった。

その上で「今年、少年隊デビューから35年の節目にあたり、酸いも甘いも経験した上で、来年2021年1月よりピュアな気持ちで、新たなスタートラインに立ち、挑戦して行きたいという思いから卒業を決意致しました」と報告。「ご指導頂きました多くの皆様の教えを胸に刻み、エンターテインメント活動を真摯にかつ楽しく、一歩ずつ前進出来る様に心を引き締め頑張って行きます」と意気込んだ。

少年隊は85年12月に「仮面舞踏会」でレコードデビュー。08年8月を最後に、グループ活動は実質休止状態が続いている。

また、少年隊デビュー35周年記念日の12月12日に、ベストアルバム「少年隊 35th Anniversary BEST」と、35周年記念DVDVボックスを発売することも発表された。