女優水野美紀(52)らが立ち上げた演劇プロジェクト会社「AOC」によるノンバーバル演劇第2弾「礎の響<天下の分け目に立つ者>-Those Who Stand at the Divide-」が5日、東京芸術劇場シアターウエストで、初日公演を迎えた。
同作はセリフに頼ることなく、身体の動きや表情、音楽、照明、小道具だけで物語や感情を表現する“ノンバーバル演劇”。前作同様、日本の文化芸術を世界へ発信する。
また今回は、観客の「選択」によって物語が分岐する仕掛けや、開演1時間前からロビーで楽しめるQRコードを使った謎解きなど、より没入感のある観劇体験を提供した。
プロデューサーを務めた水野は「ノンバーバルというなじみの薄い新たなジャンルに、キャストとスタッフ全員が全力で挑んでくれました」とした。
「一人一人が自分の役割に責任を持ち、能動的にキャラクターを構築していく。ブロードウェー仕込みの演出感覚には、お互い文化の違いを発見する場面もありました」とし、作・演出担当のFyZ(ファイズ)氏を「言葉を尽くしてキャスト、スタッフ一人一人と丁寧にコミュニケーションを重ね、クリエーティブな現場を力強く牽引(けんいん)してくれました」とねぎらった。
「さまざまなスペシャルスキルを持つメンバーが集まり、それぞれの持ち味を存分に発揮してくれたことで、輝きに満ちた作品となっていると自負しております」と続けた。
その上で、「いつもと違う空気、感覚を、意味付けされない余白を、どうぞ面白がって皆さまの想像力で彩っていただけたらと思います」とし、「皆さまが目撃し、心に受け取ったものが、正解です!」と呼びかけた。
同作は、同所で16日まで上演する。



