声優の花澤香菜(31)宮野真守(37)桜井孝宏(46)が7日、都内で、アニメ映画「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来」初日舞台あいさつに出席した。

映画は花澤が吹き替えを務めた、シャオヘイの成長の物語。それにちなみ、最近自分が成長したと感じることについてトークが展開された。花澤は「なんかね、衰退ばっかりですけど」と、まさかの発言に会場は爆笑。筋肉痛が2日後にくるというが、次の日には来ないから動けるとポジティブに捉え、「衰退を受け入れて、前に進んでいく成長」とコメント。

宮野はコロナ禍で2人舞台に挑戦したことを話し、「俺、こんなにせりふを覚えられるんだって思ったし、これを経験したら、強くなったなあって」と、新たな発見があったという。

桜井は自粛期間中に、昼からウイスキーを飲んでいたと言い、「同じくくりの中でも、微妙な味の差があって、その変化に気付けた」と明かした。

最後に、花澤は「この作品のなかでシャオヘイは周りの変化に柔軟に対応していきつつも、ちゃんと、自分の心と向き合って、心は自由に自分のやりたいこと、一緒に生きたい人、自分の居場所を自分のものにしていっていると思う」。コロナ禍を念頭に「今、こういう状況で、本当に『ああ、生きづらいな』とか、未来への不安とか、不安が多い世の中だと思うんですけど、彼がこう進んでいった未来はきっと明るいものだと思うし、そういう明るいメッセージをみなさんが受け取っていただけたらいいなあと思っています」と話した。

他に、アニメ声優初挑戦となった、フリーアナウンサーの宇垣美里もMCとして登壇した。

「羅小黒-」は、中国のアニメ監督、アニメーターのMTJJおよび寒木春華スタジオが制作したアニメ作品。11年3月17日からWEBアニメシリーズが動画サイトで公開され、中国アニメを代表する作品に。その後、劇場版が公開され、中国国内での興行収入は約49億円を記録。日本でも字幕版が公開され、今回、日本語吹き替え版が公開となった。