フジテレビは11日、漫画家・吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏原作の人気漫画をアニメ化した「鬼滅の刃」の、全国ネット放送第3弾「『鬼滅の刃』<柱合会議・蝶屋敷編>」を、20日午後6時59分から同系で放送すると発表した。

「『鬼滅の刃』<柱合会議・蝶屋敷編>」は、19年4月からTOKYO MXなどローカル局で順次、放送されたアニメの22話~第26話で構成された「竃門炭治郎 立志編」の完結編。炎の呼吸を使う煉獄(れんごく)杏寿郎(アニメの声=日野聡)をはじめとする「鬼殺隊」の主軸をなす最強剣士である“柱”たちが初めて一堂に会する「柱合会議」を含む重要エピソードで、日本歴代2位の興収288億4887万5300円を記録している「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)へと続くストーリーだ。

物語の中で主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう、同=花江夏樹)が、鬼を退治する「鬼殺隊」の隊士でありながら、鬼と化した妹禰豆子(ねずこ、同=鬼頭明里)とともに行動していることに対して、柱たちから隊律違反を犯したと裁判を受ける。また那田蜘蛛山(なたぐもやま)で負傷した炭治郎と、同期の我妻善逸(あがつま・ぜんいつ、同=下野紘)、嘴平伊之助(はしびら・いのすけ、同=松岡禎丞)の蝶屋敷での修行模様や、劇場版へ続くエピソードまで描いている。

キービジュアルはアニメを制作したufotable(ユーフォーテーブル)が、今回の放送のために特別に描き下ろした新作ビジュアルだ。9人の柱たちが一堂に会したインパクトある今回のビジュアルは、ファンにはたまらない特別なビジュアルとなっている。

さらに、この放送のために制作された新規映像などが追加された特別編集版となることが決定。ufotableの描き下ろしによる新規提供イラストやスペシャルエンドロール、さらに新作映像が加わった。

フジテレビは「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」(外崎春雄監督)が10月16日に公開されるのに合わせ、アニメの1~5話をまとめて19年4月から期間限定で劇場上映された先行上映版「『鬼滅の刃』第一夜<兄妹の絆>」を同10日に放送。炭治郎が鬼殺隊に入隊するまでを描いた物語で、個人全体視聴率11・2%(世帯16・7%)を記録した。

同17日には、ファンの間で「神回」と呼ばれるアニメの15話~21話で構成された「『鬼滅の刃』第二夜<那田蜘蛛山編>」を放送。個人全体視聴率10・2%(世帯15・4%)の高視聴率を獲得した(数字はビデオリサーチ調べ/関東地区)。