NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の15日に放送された第12話の平均視聴率が18・2%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は初回の18・8%。 

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。オープニングの映像では杉咲と、千代の幼少期を演じる子役、毎田暖乃(のの)らが登場し、横に並んでいる演出がされている。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

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あらすじは、ある日、千代は、初めて舞台で見て憧れ続けて来た女優の高城百合子(井川遥)と偶然再会した。そして、何かから逃げていた百合子をかくまうために岡安に連れてきた。百合子は会社から芝居小屋や舞台ではなく映画女優として売り出そうとしていたが、それが嫌で逃げ回っていた。大急ぎで仕事を終わらせた千代は岡安に戻り百合子に女優を目指した理由などを聞いた。そして千代が初めて見た舞台のボロボロになった台本を見せ、暗記したせりふを百合子の前で披露した。触発された百合子も当時のことを思い出し、熱がこもってせりふを読んだ。そして「行くわ」と告げた百合子は帰り際、千代に「そんなにお芝居好きならやってみれば」と告げた。百合子のその言葉に年季奉公の期限が近づいていた千代の心に響いた。