狂言師の野村萬斎(54)フリーアナウンサー川田裕美(37)が15日、オンラインで行われた「綾鷹 伝統工芸支援ボトル」発売記念PRイベントに出席した。

緑茶ブランド「綾鷹」のボトルパッケージのリニューアルに合わせたPRイベント。今日15日から全国12種類の日本伝統工芸をモチーフにしたデザインに刷新される。

ブランドアンバサダーを務める萬斎は、西陣織のネクタイを締めて登壇し「モダンなスーツにあえて合わせて、“シャレオツ”な感じで」とアピール。川田は寄せ木細工のピアスを身に付け「木目がアクセサリーになっているのがすてきです」と笑みを浮かべた。

イベントでは「身近な伝統工芸品」をテーマにトークした。萬斎は仕事道具である「面・装束・扇」を挙げると、「伝統芸能は伝統工芸と密接に関わっている。どれもこれも特殊な技術で、途絶えさせてはいけない」と力説。伝統工芸について「まずは知って、日常に取り入れていただくこと。ボトルを持って海外を歩きたいし、日本の伝統文化を大切にしたい」と話した。

大のあんこ好きで知られる川田は、自宅で九谷焼の湯飲みを愛用しており「和菓子を楽しむ時に、九谷焼で優雅な気持ちになっています」。この日は職人の手ほどきで江戸切子のグラス作りを体験した。緊張感たっぷりに臨むと「息が止まりますね。(職人は)大変なご苦労と修業をされているんだろうと思います」としみじみと語った。

新ボトルの売り上げは、若手職人や伝統工芸を支援する活動に寄付される。